フィリピンで農業関連事業を手掛けるカラタ・コーポレーションは23日、米投資会社シノ―アメリカ・ゲーミング・インベストメント・グループ、マカオのカジノ企業マカオ・リソーシズ・グループと提携し、セブ州のマクタン島に統合カジノリゾート(IR)「マクタン・レジャー・シティー」を開発すると発表した。事業費は650億ペソ(約1,402億円)。2020年の開業を目指す。
マクタン・レジャー・シティーの敷地面積は14ヘクタール。ホテル3軒やカジノ、娯楽施設、商業施設、会議施設、ヨットクラブなどを建設する。ホテルは東南アジアで初の7つ星になるという。年間売上高は557億4,000万ペソに達すると見込んでいる。
カラタとシノ―アメリカ、マカオ・リソーシズは不動産投資信託(REIT)を創設し、同事業の開発資金を調達する。REIT創設に向けた特別目的会社(カラタが過半数を出資)を設立する。シノ―アメリカ、マカオ・リソーシズはまず、同事業に8億3,610万ペソを投資するという。