カジノ関連株が相場テーマとして急浮上した。
7月21日午後1時44分時点、パチスロ用のメダル貸機・補給回収システムを手掛けるオーイズミが値幅制限いっぱいの前日比80円(18.7%)高の507円ストップ高まで買われ、東証1部値上がり率ランキングでトップに立っている。
カジノ法案成立に前向きな自民党とおおさか維新の会が参院選で議席を伸ばしたことから、秋の臨時国会で同法案提出・成立の可能性が市場で取りざ たされている。また、東京都知事選に立候補している小池百合子元防衛相がカジノ推進派と目されているほか、同候補の増田寛也元総務相が自民推薦であり、両氏のどちらが当選しても、東京湾岸へのカジノ誘致の可能性があるとみられている。
このほか貨幣処理機大手の日本金銭機械もストップ高まで買われ値上がり率2位に、親会社マルハンがパチンコホールを全国展開し、同ホールの建築実績があるイチケンも同4位に食い込んでいる。オーイズミと日本金銭機械はいったんストップ高で値を付けた後も買い注文が流入しており、同買い気配となっている。(会社四季報)