マカオのカジノ売上の大半を占めるVIPカジノ市場で、業界トップの座に変動があったようだ。このほどドイツ銀行が発表にした最新レポートよると、今年(2015年)1-2月にトップシェアを獲得したのはギャラクシーエンターテイメントグループ(銀河娯樂集團)という。
(関連記事)
マカオカジノ業界の大物の呂志和氏、アジア一の富豪に
マカオの月刊英字経済紙「マカオビジネス」が3月31日付電子版で報じた。今年1-2月のギャラクシーエンターテイメントグループのVIPカジノ売上は66億パタカ(日本円換算:約989億円)となり、昨年通年でトップだったSJMホールディングスを上回る26%の市場シェアを獲得した。
ギャラクシーエンターテイメントグループはマカオの大型IR(統合型リゾート)施設集積エリアのコタイ地区にギャラクシーマカオ、マカオ半島中心部にスターワールドの旗艦施設を有するほか、シティクラブのブランド名で中小ホテル内に衛星カジノを展開している。
マカオでカジノ経営ライセンスを保有する企業は6社存在する。同紙が今年1月5日付電子版でポルトガルのルーザ通信社電を引用して報じた内容によると、昨年通年の総合カジノ売上シェアは上位からSJMホールディングス(23%)、サンズチャイナ(22.5%)、ギャラクシーエンターテイメント(21.5%)、メルコ・クラウン・エンターテイメント(13%)、ウィンマカオ(10%)、MGMマカオ(9.5%)の順。(macau-shinbun)
カジノ新聞