マカオカジノ業界の大物の呂志和氏、新たなアジア一の富豪に
1月17日(ブルームバーグ):マカオでカジノを運営するギャラクシー・エンターテインメント・グループ(銀河娯楽集団)の創業者、呂志和氏が16日、香港の不動産投資家、李嘉誠氏を抜いてアジア一の富豪となった。
ブルームバーグ・ビリオネア指数によれば、呂氏の純資産は今年に入り35億ドル増えて296億ドル(約3兆900億円)と、李氏を約1億ドル上回っている。李氏は2012年4月9日以来、アジア一の富豪の地位にあった。
呂氏の資産は保有する65%のギャラクシー 株に支えられている。売上高でアジア3位のカジノ運営会社である同社の株価は昨年1年で129%上昇。マカオの13年のカジノ収入は前年比18.6%増の452億ドルとなった。
呂氏の純資産は13年に142億ドル増加し、ブルームバーグのランキングの中では3番目に大きな伸びとなった。世界の富豪番付首位のビル・ゲイツ氏が155億ドル増。米カジノ会社ラスベガス・サンズの会長で、マカオでの呂氏のライバルでもあるシェルドン・アデルソン氏は144億ドル増だった。
原題:Macau Casino Magnate Lui Passes Li to Become Asia’sRichest Man(抜粋)
カジノ新聞