米サンズ、マカオに大型カジノをオープン!

米カジノ大手のラスベガス・サンズは11日、マカオに大型の複合カジノ施設を開いた。賭博場を中心にホテルやショッピングモール、大型会議場などを備える。マカオのカジノは中国本土客らに支えられ高成長が続くが、一時に比べ減速感もみられる。カジノ客以外の新たな需要も喚起する狙いだが、既存施設との競合激化の可能性もある。

新しい施設は「金沙城中心(サンズ・コタイ・セントラル)」で、同日開業したのは第1期で面積は11万平方メートル強。投資額は約44億ドル(約3600億円)。「コンラッド」「シェラトン」「ホリデイ・イン」の3つの有力ホテルを施設内に持ち、全面開業する来年2月時点で合わせて約5800室を提供する。

カジノはマカオの基幹産業。同日夕に行われた開業式典にはマカオ政府のトップである崔世安・行政長官も出席した。米ラスベガス・サンズにとってマカオで4つめのカジノ施設となる。同社はマカオと香港を結ぶ高速フェリー会社も経営している。
(記事:日本経済新聞マカオ 川瀬憲司氏)

サンズ・コタイ・セントラルについて

サンズ・コタイ・セントラルは、冒険、娯楽、そして幸運への道であるコタイ・ストリップの最も中心に位置しています。3つの有名なブランドホテル―コンラッド、シェラトン、ホリデイイン―には、5,800近くの客室とスイートルーム、10,000平方フィートの会議や展示用スペース、120万平方フィートの小売店やエンターテイメント施設、レストランがあり、サンズ・コタイ・セントラルは新たな経験を求めるマカオ訪問者に、手の届く様々な贅沢品をご提供します。

100店舗近くあるアウトレットとともに、ショップス・コタイ・セントラルはグランド・カナル・ショップス、そしてショップス・アット・フォーシーズンスでは合わせて600の小売店から様々な商品を選ぶことができます。これはマカオと香港における一施設内の店舗数としては最大の規模です。さらに2つのスパ、3つのヘルス・クラブ、多目的劇場、そして300,000平方フィートものゲームスペースがある2つの独創的なカジノを加え、サンズ・コタイ・セントラルはコタイ・ストリップに新しいレベルの豪華さと利便性を提供しています。

カジノ王「大人のディズニーランドをアジアに」

米ラスベガス・サンズが開業した同社にとってマカオで4つめのカジノ、
埋立地・コタイの一角に位置し、マカオ国際空港からは車で5分の距離だ。

「カジノ王」の異名をとるサンズのシェルドン・アデルソン会長兼CEOは会見で、
「2002年、私がこの地にリゾート都市を作ることを構想したとき、コタイは単なる泥沼だった」と振り返るとともに、

「アジアにこれまでなかった『大人のディズニーランド』的な総合リゾートとして、
カジノに留まらずさまざまなエンターテイメントを提供する。
そしてマカオを、レジャー・ビジネス・コンベンションの都市としてさらに発展させていく」

と「サンズ・コタイ・セントラル」の成功に自信をみなぎらせた。

オープン初日には8万4000人が訪れ、カジノやショッピングを満喫する姿が見られた。
建設は現在も進行中で、2013年2月に全面開業する。
(Jcast-news)




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