1月、観光シーズン真っ只中のミャンマー。海の観光スポットとして人気なのがミャンマー3大ビーチと言われる「チャウンダー」「グエサウン」「ガパリ」だが、ここではまだあまり知られていないミャンマー最南端の隠れた観光スポットを紹介したい。
ヤンゴンから飛行機で約2時間半の場所にあるコータウンは、町の中のあちらこちらでタイ語の表記が見掛けられるタイと国境を接するミャンマー最南端の町である。16世紀にタイのアユタヤ王朝を陥落させた、タウングー王朝の「バインナウン王」の銅像もこの町の中心部にある。そこからさらに南へボートに揺られること約10分。見えて来るのはミャンマー語で「タテーチュン」と呼ばれる豪華リゾート地「富豪島」である。
約1800エーカーの広さの島全体が、国が観光事業で開発したアンダマンクラブホテルの専用敷地となっており、200を超える豪華な客室に、免税店、スパ、カラオケルーム、プールなど充実した巨大リゾート施設となっている。
また富豪島の周りを取り囲むアンダマン海には、世界的にも有名なダイビングスポットが数多くあり、近年では、無人島の中にハート型をした海があるとして、この島(ドンキン島)を巡るシュノーケリングツアーが外国人観光客に人気となっている。
まだ観光で訪れる日本人が少ない「富豪島」だが、海に山に充実したアクティビティと、ホテルで過ごす贅沢な時間は、なかなかミャンマーでは味わうことのできない新たな観光スポットとして、今後注目されそうだ。(by 竹永ケイシロ氏)