櫻井りか マカオの極楽スポットを御案内
シニア世代の海外旅行がブームだが、「定番の観光地ばかりだと飽きるんだよなあ」という男性も多い。どこかいい場所はないか…。実は今、注目を集めているのがマカオだという。ギャンブル好きな本紙読者にピッタリの“カジノ都市”で、最近はそれ以外のお楽しみも充実。話題の複合施設に潜入してみると、中高年が奥さんともども楽しめそうなスポットが満載だった。
年間約3000万人の観光客が訪れる“東洋のラスベガス”マカオ。「日本人観光客も右肩上がりで増えている」とは旅行代理店関係者の弁だ。
その原動力はもちろんカジノだが、近年はホテルとともにショッピングやエンターテインメントを充実させた“複合リゾート”が人気を博している。酒を飲んでばくちを打つだけでなく、広大な施設の中でゆっくりのんびり楽しむこともできるので、日々の仕事で疲れ果てたオトーサンにもうってつけだ。
代表格がコタイ地区にある「ザ・ヴェネチアン・マカオ」。東京ドーム1個分という世界最大級のカジノも楽しいが、他にも気晴らしができそうなスポットがチラホラ。
「食」に関しても心配いらない。平日5万人、休日10万人が訪れるヴェネチアンにはたくさんのレストランがあるし、「手軽においしいものを食べるならフードコートが穴場」(トラベルライター)だという。
1000席以上の広大なスペースには点心や飲茶、麺といった中華料理から、ピザ、すし、カレー、ビビンバまでなんでもござれ。「“重い”ものはちょっと…」というオジサンには香港で20店舗超を展開する人気おかゆ専門店「海皇粥店」も。魚介や肉などが乗ったおかゆはヘルシーでさらっと食べられる。
また、300店舗以上が並ぶモール「ザ・グランドカナル・ショップ」内にあるエッグタルト専門店「ロードストーズベーカリー」も話題のお店。1個8パタカ(約88円)で、甘すぎずサクサクとしたパイの食感がたまらない。