コロナが再拡大してきているが、海外からの観光客を街なかで見るようになり、「そろそろオレも海外旅行に行きたいな」と旅行好きの虫がうずいている人が多いはず。「年末年始は海外で」とすでに計画している人もいるだろう。
総合広告会社「第一通信社」がこの1月にウェブで行ったアンケート(回答数2251件)によると、1位は“南国の楽園”ハワイ。温暖で開放的で治安が良く、コロナ前から日本人に大人気の観光地だが、コロナ明けにも真っ先に行きたい、と考えている人が多いようだ。
2位は、韓国を抑えて、香港・マカオだった。3位の韓国と同様、観光やショッピングのほか、カジノへ行きたい、と考えている人が多いそうだ。コロナでずっと行動が制限されてきたぶん、たまったストレスをカジノで発散したい、というわけなのだろう。
4位は、欧州はフランスのパリ。欧州もコロナ前から旅行先として人気だったが、リクルートライフスタイルの調査研究機関「エイビーロード・リサーチ・センター」の調査によると、コロナ前はイタリアの方が人気が高かった。コロナ後はイタリアよりフランス・パリの人気が高くなったのは、より刺激的な街に魅力を感じているのかもしれない。
それは5位のニューヨークにも表れているようだ。ニューヨークが人気観光地のトップ5に入ることは、これまでそう多くはなかったのではないか。自由な空気、さまざまな人種、ブロードウェーやブルーノートなどで楽しめる本場のエンタメ──。賑やかな休暇を過ごしたいと思っている人が増えているようだ。
ノンビリ休息という癒やし目的よりも、海外旅行には刺激と迫力を求める傾向になってきた。