大阪府で全国初となるギャンブル依存症対策の条例が成立したことを受け予防や相談、治療といった支援をワンストップで提供する「大阪依存症センター」をIR開業までに整備することなどを話し合う初会議を開きました。
大阪府と大阪市は2029年頃の開業を目指し夢洲にIR(カジノを含む統合型リゾート)の誘致を進めていて今年10月、全国初となるギャンブル依存症対策の条例が成立しました。
条例に基づき大阪府では3年ごとにギャンブル依存症対策を推進する計画をつくることが義務付けられていて、11月30日、ギャンブル依存症の当事者や医師、弁護士など専門家が参加した初めての会議が開かれました。
会議では予防や相談、治療といった支援をワンストップで提供する「大阪依存症センター」をIR開業までに整備することや治療可能な精神科医療機関を毎年増加させることなどの案が示され、若年層への予防啓発活動を強化することや相談体制を充実させることなどが話し合われました。
(大阪精神科診療所協会 辻本士郎委員)
「(依存症に)なってからではなくて、なる前の対応が非常に大事。実効性のあるものに中身のあるものにしていくのはこれからになってきます」
会議を受け依存症対策を推進するための計画が来年3月に決定される見通しです。
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