【フィリピン】メガワールド、首都の複合開発に200億ペソ
フィリピンの不動産開発大手メガワールドは21日、首都マニラ市サンタクルスでリゾート型の複合開発に乗り出すと発表した。3ヘクタールの敷地に、コンドミニアム、ホテル、商業施設やカジノを建設する。投資額は200億ペソ(約490億円)。新たな観光スポットにすることを目指す。
観光経済区「サンラザロ観光・商業団地」で、複合地区「ウィンフォード・リゾート」を開発する。地区全体に戦前の「オールド・マニラ」の面影を再現し、アール・デコ調などの建物やスペイン統治時代風の石畳の遊歩道などを設ける。
リゾート内には、17階建てで総戸数389戸のコンドミニアム「ワン・クラウン・スイーツ」を建設する。2028年の完成を予定しており、販売総額は30億ペソを見込む。間取りはスタジオタイプから2ベッドルームタイプまでをそろえる。全戸をスマートホーム仕様で提供する。棟内にはプール、フィットネスジム、幼児用の遊び場なども設ける。
複合地区にはサントトマス大学やサンベダ大学など教育機関や病院が隣接しており、若手の医師や大学教員らを入居者に想定している。