ネットカジノでマルチ商法 愛知のグループを摘発

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ネットカジノを利用した「マルチ商法」に不正に勧誘したとして、大阪府警生活経済課は17日、特定商取引法違反(事実の不告知、書面不交付)の疑いで、大阪市北区同心の無職、堀良平容疑者(32)ら男3人を逮捕した。府警は認否を明らかにしていない。

逮捕容疑は共謀し、昨年12月29日、名古屋市中村区の喫茶店などで愛知県に住むパート従業員の20代女性に、特定のネットカジノの利用者を増やすことで高収入が得られると勧誘。ネットカジノに毎月2万6千円を課金しないと報酬を受け取れないことを隠して契約し、その際に契約書を交付しなかったとしている。

同課によると、堀容疑者らは報酬を受け取るには「ERA(イーラ)」というサイトへの登録が必要だと説明し、女性に入会金75万円を支払わせていた。

同課は9月、大阪府で同様の手口で契約を重ねていた男女15人を逮捕。関係する銀行口座には今年6月までの1年間で約62億円が振り込まれていた。堀容疑者らは愛知県内で活動するグループの一員とみられ、府警は全容解明を進める。