(ブルームバーグ): マカオのカジノ株が26日、大きく値上がりしている。地元政府は中国本土からの団体観光客の受け入れを11月にも再開する方針を発表。新型コロナウイルス感染拡大による打撃を受けてきた観光依存型のマカオ経済を後押しすることになりそうだ。
マカオで認可されたカジノ事業者6銘柄から成るブルームバーグ・インテリジェンスの指数は一時10%余りの上げと、半年ぶりの上昇率。サンズ・チャイナ(金沙中国)の上げは18%を超える場面があり、SJMホールディングス(澳門博彩控股)も上昇率が一時14%強となった。
マカオの賀一誠行政長官は24日の記者会見で、近隣の広東省がまずマカオへの団体観光を再開した後、上海市と浙江省、江蘇省、福建省が後に続くと説明。緩和後は1日当たりの訪問者数が4万人に達するとの期待を示した。8月は1万1000人に届いていなかった。
また、賀長官は中国が11月初旬までにマカオ訪問者への電子ビザ発行も再開するとの見通しを示した。
原題:Macau Casinos Jump Most in Six Months on Tourism Revival Bets(抜粋)
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