マカオの次期カジノ経営コンセッション(カジノライセンス)の入札が現地時間9月14日午後5時45分に締め切られ、現行ライセンス事業者6社に新規参入1社を加えた計7社が入札書を提出した。 次期コンセッションの契約期間は最長10年で、枠の数は最大6とされており、7社による争奪戦となる。
入札書を提出した事業者は下記の通り。(提出順)
・Wynn Resorts (Macau) Limited
・Venetian Macau Limited(サンズ)
・Melco Resorts (Macau) Limited
・SJM Resorts, Limited
・MGM Grand Paradise Limited
・Galaxy Casino Company Limited
・GMM Limited
最初の6社が現行ライセンス事業者。最後の1社が新規参入で、マレーシアを本拠とするGenting Group(ゲンティングループ)関連とされる。ゲンティングループは米国ラスベガス及びニューヨーク、マレーシア、英国、シンガポール、ギリシャなどで事業を展開する著名なレジャー企業の一角。同社は21社が参加した2001年の入札にも名を連ねており、今回が二度目のマカオ進出チャレンジとなる。
次のステップとして、カジノ経営コンセッション競争入札委員会が16日午前10時から開札手続きを行う予定で、委員会メンバー、検察員代表、入札書提出社の代表が出席する。
次期カジノライセンス事業者の選定基準について、当局は先の会見で(中国本土以外の)海外からの誘客計画、運営経験、マカオ経済にメリットをもたらすカジノ及び非カジノプロジェクトへの投資計画、カジノ施設内における違法行為に対する監視・予防策、社会的責任の履行のほか、(再入札に向け改正を行った)ゲーミング法に規定された国家安全要件との符合を考慮するとコメントしていた。