MGMチャイナ、マカオ部門に資本注入方針 カジノ免許再取得へ

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 8月21日、カジノ運営のMGMチャイナ・ホールディングスは、マカオでの新たな規則に基づく営業免許再取得に向け、マカオ部門のMGMグランドパラダイスに48億パタカ(5億9400万ドル)を注入する方針を明らかにした。写真はマカオで2019年12月撮影(2022年 ロイター/Jason Lee)

[香港 21日 ロイター] – カジノ運営のMGMチャイナ・ホールディングスは、マカオでの新たな規則に基づく営業免許再取得に向け、マカオ部門のMGMグランドパラダイスに48億パタカ(5億9400万ドル)を注入する方針を明らかにした。

マカオ立法会(議会)が今年発表した新たな規則によると、営業免許取得要件としてカジノ運営会社は最低50億パタカの資本金が必要になるほか、少なくとも資本の15%を保有するマカオ永住者をマネジングディレクターにしなければならない。

MGMチャイナは21日付の当局への提出文書で、免許が付与された場合、共同会長のパンジー・ホー氏がそのポストに就くとした。

MGMグランドパラダイスがMGMチャイナにクラスA株407万株を発行するほか、73万株のクラスB株をホー氏に譲渡するという。

これにより、取引完了後のMGMチャイナとホー氏のMGMグランドバラダイス出資比率はそれぞれ84.6%と15%に拡大する。一方、MGMチャイナの親会社である米MGMリゾーツ・インターナショナルの出資比率は10%から0.4%に低下する。