横浜市長選でカジノ反対の運動体発足

2021横浜市長選、三原じゅん子氏が出馬か_横浜カジノIR ● カジノニュース

横浜市長選でカジノ反対の運動体発足 藤木議長「地方議員立って」

任期満了に伴い8月22日に投開票される横浜市長選を巡り、「カジノに頼らない横浜」を実現する市長を支援する新たな運動体「横浜未来構想会議」が22日発足し、「横浜港ハーバーリゾート協会(YHR)」の藤木幸夫会長(90)が議長に就任した。

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致に反対する候補者について、藤木氏は「地方自治体の議員に立ってもらいたい」と述べ、市議をはじめとする地方議員の出馬に期待感を示した。さらに「(私たちに)背後関係があるとすれば横浜市民。市民なのでくじけないでもらいたい」と述べた。

 式典には、独自候補の人選を進める立憲民主党や国民民主党などの所属議員、市民団体のメンバーや一般市民ら約150人が参加。元内閣官房副長官で勁草塾代表理事の斎藤勁氏が同会議の事務局長、日本総合研究所の寺島実郎会長がアドバイザーに就いた。市民らからさらに賛同者を募る。次回の会合は7月中旬に開催予定。

一方、自民党が擁立する候補として元参院議員で会社役員の松田公太氏(52)が浮上していることが判明した。党内には副厚生労働相の三原じゅん子氏(56)を推す声もあり、党横浜市連幹部は今週末にも、菅義偉首相と面会して両氏を軸に候補者を絞り込む方針。同党は党の内規で公認や推薦を出すのは連続3期までと定めており、3期目の現職、林文子氏(75)以外の候補擁立に向けて検討を進めてきた。