(ブルームバーグ): マカオのカジノ収入は9月に前年同月比90%減少した。90%以上の落ち込みを記録するのはこれで6カ月連続。中国は新型コロナウイルス感染拡大で導入していたマカオ訪問やビザ(査証)制限の段階的な緩和に動いているが、今のところ客足の増加にほとんどつながっていない。
カジノ監察協調局が1日発表したデータによると、9月のカジノ収入は前年同月比90%減の22億1000万パタカ(約290億円)。アナリスト予想中央値は86%減だった。
マカオ、9月のカジノ売上対前年90%減の約293億円…下落率は縮小傾向=コロナ禍インバウンド旅客激減響く
マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は10月1日、今年(2020年)9月のマカオの月次カジノ売上(Gross Gaming Revenue=GGR)について、前年同月から90.0%減、前月から66.2%増となる22.11億マカオパタカ(日本円換算:約293億円)だったとする最新統計を公表。
対前年の主なマイナス要因として、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策の一環で1月下旬から現在に至るまで入境制限を含む厳格な防疫対策が講じられており、インバウンド旅客数が激減していることが挙げられる。対前月での増加要因は中国本土との往来制限の緩和が進んでいることを受けてのものとみられる
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