大阪IR、事業者選定手続きを当面延期

● カジノニュース

大阪府市は23日、誘致を目指すカジノを含む統合型リゾート施設(IR)について、新型コロナウイルスの影響で、7月に予定していた応募書類の提出期限を当面の間、延長すると発表した。国の基本方針の策定後に具体的な提出期限を決定する。9月ごろとしていた事業者決定の時期も先送りとなる。

 松井一郎市長は同日、市役所で記者団に「国の基本方針も決まっておらず、感染拡大で事業者との打ち合わせも進んでいない」とし、提出期限については「半年程度、延長すると思う」と見通しを語った。

 新型コロナの感染拡大を受け、松井氏は令和9(2027)年3月末としていた全面開業時期を「1~2年程度先送りとなる」との認識を示していた。

 府市の事業者公募には、米MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスの共同グループの1事業者のみが応募している。