和歌山IR、事業者選定は年明けに

和歌山県は1日、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の事業者公募で、応募してきた2社からの提案審査書類の提出期限を約1カ月半、先送りすると発表した。11月中旬を予定していた事業者選定も来年1月ごろまで延期する。

 提出期限は当初、8月31日としていたが、新型コロナウイルス対策で県境を越えた移動が制限された影響などを考慮した。

 県では和歌山市の人工島「和歌山マリーナシティ」への誘致を目指しており、大阪・関西万博の開幕直前の令和7年春ごろに開業を予定。いずれも東京に拠点を構える、カナダのクレアベストグループと香港のサンシティグループの2事業者が応募。県による参加資格審査を通過し、事業内容などの計画を進めている。

 県の担当者は「国の方針が変わらない限り、開業時期に変更はない」としている。(産経)