比カジノ大手、済州島で開業

ブルームベリー・リゾーツ(フィリピンのカジノ運営大手) 初の海外進出先、韓国・済州島で今月、カジノ運営を始める。中国の習近平政権による反腐敗運動を恐れ、マカオ以外の場所を求める中国人利用者に対応する。

同社の子会社ソレア・コリアは3月にT.H.E.ホテル・アンド・ベガス・カジノを所有・経営するゴールデン・アンド・ラグジュアリーを買収した。5月から1500万ドル(約18億円)を掛けて改装しており、12月に完成する予定だ。完成後の新たなブランド名は「チェジュ・サン・ホテル・アンド・カジノ」。

「カジノゲームの体験を豊かにする雰囲気や快適さを創り出すことに力を注いだ」(ブルームベリーのエンリケ・ラゾン会長兼最高経営責任者=CEO)。208部屋と2125平方メートルのカジノスペースやレストランを備える。

ブルームベリーは済州島の他にも今年、近隣の実尾島(シルミド)と舞衣島(ムイド)の不動産を購入した。これら小さな2つの島は韓国政府が国際的なビジネスや物流、娯楽、観光、カジノのために設置した仁川経済自由区域に属する。

本拠地のフィリピンでは、マカオとシンガポールと競争するために開発されたカジノの中心地「マニラベイ・エンターテインメントシティ」にあるソレア・リゾートを運営する。港湾運営大手インターナショナル・コンテナ・ターミナル・サービシズも経営するラゾン氏はカジノが合法化されればカジノ事業を日本や台湾にも拡大する予定だ。




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