休業要請を受けながら営業を続けている仙台市内のパチンコ店。開店前から集まったたくさんの車の中には、いまだ感染者ゼロである岩手県から来た平泉ナンバーも。入り口から駐車場の奥まで続く大行列。なかには、高齢者の姿も見える中で間隔を空けている様子はありませんでした。
福岡のスロット店でも行列が。そして、開店と同時に続々と店内へ。一方、お店の外では…。ゴールデンウィーク返上で見回りに来た県の職員と話し合いを続けるオーナー。営業自粛要請は、憲法で保障されている生存権と財産権の侵害にあたると主張します。
店のオーナー:「要請に対しては、(我々は)違反していますよ。でも、あなたたちがやっていることって現行憲法で違反でしょ?」
東京・葛飾区のパチンコ店では、整理券が配布されています。整理券の列なのですがかなり長い列ができています。なぜ今、パチンコを?3人の客がその理由を語りました。
SNSで営業する店を探してきたパチンコ店の客:「パチンコ店の従業員の方も生活ある。逆にこういう店もあってもいいのでは?考え方それぞれ『右に倣え』じゃなく」
妻と子ども(17)と暮らすパチンコ店の客:「(Q.家族にうつす不安は?)ないです!それはない!うちでは玄関に入るとビシッとやる」
新宿区からやってきたパチンコ店の客:「私、全然コロナにかかってもいいやと思ってる」「(Q.パチンコをするとリスクは?)負けるぐらい?負けるリスク」
なぜ、休業できないのでしょうか。
28日まで営業していた店の幹部に話を聞くことができました。
きのう(28日)まで営業していたパチンコ店の幹部:「一番は従業員の雇用とか人件費。かわいそうかなと。仲が良いので、周りの店と。飲食店の『閉めないでくれ』という要望がすごくあって。お弁当買って従業員に食事として出したり、地域に恩返しはできていると思っていた」しかし、29日から休業要請に応じました。
きのう(28日)まで営業していたパチンコ店の幹部:「『いつまでやっているんですか?』という電話もすごかった。周りが閉めている分、ここに集まっている部分はある。住宅街なので(住民に)迷惑かかるかなと」
休業した別のパチンコ店も早く休業要請に応じるよう訴えます。
休業したパチンコ店経営者:「(客が)密接してバッシングを受けてもしょうがないような状態。業界としては、かなり悪いイメージになったので早く休業(要請)に応じてもらいたい」