カジノ仲介業者前社長を不起訴 大阪地検特捜部 業務上横領疑い
海外のバカラ賭博で約1億5000万円を使い込んだとして、業務上横領の疑いで刑事告発されたジャンケット業者「ナインアンドピクチャーズ」(大阪市)の前社長について、大阪地検特捜部が容疑不十分で不起訴処分にしたことが関係者への取材で明らかになった。処分は2021年12月20日付。特捜部は処分理由を明らかにしていない。
ジャンケット業者は、海外のカジノに客を送って報酬を得る仲介業者。前社長は14~16年、資金提供者から借り受けるなどしてマカオのカジノに預けていた約1億5000万円(1000万香港ドル)のほぼ全額を着服したとして、同社持ち株会社の現経営陣と資金提供者らが21年5月に告発していた。(毎日新聞)