マカオ、現職警察官が電子カジノマシン不正行為で約640万円詐取…

マカオカジノ事件簿

マカオ新聞(15/09/2018) マカオ司法警察局は9月14日、カジノ施設内の電子ルーレットマシンで不正行為をし、カジノ運営企業に少なくとも44万8000香港ドル(日本円換算:約640万円)の損害を与えたとして、現職のマカオ治安警察局所属の警察官の男(32)を巨額電脳詐欺の疑いで逮捕したと発表した。

逮捕された警察官の男は、2001年下半期から2017年3月まで事件のあったカジノ施設を運営する企業の電子ゲーミングマシンメンテナンス職として勤務していた経験があるという。その後、警察官採用試験を受けてマカオ治安警察局に採用され、タイパ島の海島警務廳に配属されていた。

マカオ司法警察局の発表によれば、8月27日にカジノ運営企業から不正行為に関する通報があったという。同月21日、カジノ運営側が電子ルーレットマシンでベッティング中の男が不審な行為をしているのに気づいたとのこと。その後の調査で、この男が7月23日から8月21日のうち12日にわたってカジノ施設に出入りし、不正行為を97回していたことが判明。マシンのメンテナンスの際に使用するカードを使って管理画面を呼び出し、ゲームの勝敗履歴を操作するという手口だったとのこと。(⇒続きを読む