【釜山聯合ニュース】新型コロナウイルスの感染拡大を受けて停止していた韓国と日本を結ぶ旅客船の運航が2年8か月ぶりに再開され、日本からの第1便が4日に釜山港に到着した。韓日航路の再開によるカジノ客など釜山観光の活性化が期待される。
4日午後、福岡と釜山を結ぶJR九州高速船(福岡市)の旅客船「クイーンビートル」の乗客が釜山港国際旅客ターミナルに姿を現した。この日の乗客は128人で、日本人観光客のほか福岡に住む韓国人や出張で訪れた日本人もいた。観光客らは、久しぶりに釜山港に入る日本からの旅客船を撮影するため駆け付けた報道陣に向けて手を振るなどはしゃいだ様子を見せた。
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釜山訪問は3年ぶりだという30代の日本人観光客は「また来ることができてとてもうれしい。これからも頻繁に遊びに来たい」と話した。40代の日本人客も「一緒に来た友人と南浦洞や海雲台を観光し、カジノにも行くつもりだ。釜山観光は初めてなので楽しみ」と語った。
韓日航路の運休で開店休業状態にあった釜山港国際旅客ターミナルにもこの日、活気が戻った。日本からの乗客を迎えるため、ターミナル内のコンビニエンスストアやカフェ、両替所、観光案内所などに久しぶりに明かりがともった。同ターミナルは下関、博多、大阪、対馬など日本との間を行き来する便しか発着しないため、2020年3月の韓日航路の運休後は事実上、閉鎖されていた。
ターミナルの関係者は、観光客がコロナ前の水準を回復するには半年から1年ほどかかると見込みながらも、「ターミナルににぎわいが戻りそうで幸いだ」と話している。