マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は10月20日、今年第3四半期(2022年7〜9月)の業績を発表。
今年第3四半期の同社の純損失は約4.72億米ドル(日本円換算:約697億円)で、前年同時期から11.5%、前の四半期から11.8%のそれぞれ拡大となった。純収入は前年同時期から58.9%減の約2.51億米ドル(約371億円)、前年同時期に3200万米ドル(約47億円)のプラスだった調整後プロパティEBITDAは1.52億米ドル(約224億円)のマイナスに。
サンズチャイナの親会社にあたるラスベガスサンズグループのロバート・ゴールドスタイン会長兼CEOは今年第3四半期の業績発表にあたり、マカオの事業環境は依然として厳しい状況にあるとした上、防疫措置の緩和期間中のカジノ及びリテールの観点でいえば、マカオのゲストの需要と消費はハイエンド及びマスの両方で堅調に推移したことが重要なポイントとした。今後の見通しについては、回復と長期的な成長性に自信を持っており、マカオ経済の多元化及びアジアをリードするMICE、レジャーデスティネーションへの転換を全力でサポートしたいとした。