マカオ拠点のギャラクシー、横浜IR見送りを発表 コロナ要因
カジノを含む統合型リゾート施設(IR)を巡り、マカオでIRを運営するギャラクシー・エンターテインメント・グループ(GEG)(本社・香港)が17日、横浜市の事業者公募への参加を見送ることを決めた。
新型コロナウイルスの感染拡大によるビジネス環境への影響が要因としている。市IR推進課は「報道で同社が応募見送ると知った。残念だ」とコメント。同社は日本でのIR事業のライセンス取得に向けた取り組みは継続するという。
市は1月21日から民間事業者の公募を開始しており、資格審査書類の受け付けは5月17日までだった。関係者によると、既に応募を済ませた事業者は複数あり、今後は審査を経て、夏ごろには運営事業者が選定される見込み。
IR誘致の賛否を巡っては、任期満了に伴う横浜市長選(8月22日投開票)で争点の一つになっている。
GEGのフランシス・ルイ副会長は、以下のようにコメントを発表した。
「ギャラクシー・エンターテインメント・グループ(GEG)は、モナコ公国のモンテ・カルロ・ソシエテ・デ・バン・ド・メール(SBM)と提携し、数年前から日本政府や横浜をはじめとする地域社会と積極的に協議を重ねてきました。新型コロナウイルスの感染拡大により、昨年もそして現在も、世界とビジネス環境は影響を受け続けています。(続きを読む 日本型IRビジネスレポート)