フィリピン、カジノ好調 ソレアは14年増収増益に

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フィリピンのカジノ産業が好調だ。「ソレア・リゾート・アンド・カジノ」を運営する地場カジノ大手ブルームベリー・リゾーツは、2014年の最終利益が40億7000万ペソ(約109億8900万円)となり、昨年の13億1000万ペソの赤字から黒字に転換した。13年は開業に伴い初期投資がかさんだが、14年はカジノ収入の大幅な伸びにより増収増益となった。現地紙インクワイアラーなどが報じた。

同社の14年の総収入は241億2000万ペソとなり、13年の123億4400万ペソから倍増した。総収入のうち95%がカジノによるもので、残りはホテルや商業施設などの小売り分野からとなっている。支出は前年比31%増の176億4000万ペソだったが、主に昨年11月に開業したスカイ・タワーなど施設拡張への費用が含まれており、事業運営コストは徹底的に削減したもようだ。

同社のラソン会長兼最高経営責任者は、開業からわずか2年で黒字転換を果たしたことに満足を示すとともに、国外の事業拡大にも注力する姿勢だ。

同社は今年3月、韓国のカジノ運営ゴールデン・アンド・ラグジュアリーの株式92%を取得したことに加え、韓国政府がカジノ拠点として整備を進める仁川経済自由区にある実尾島の購入を明らかにした。同社はすでに実尾島に隣接する舞衣島の土地も購入しており、韓国での存在感が増している。




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