【韓国】釜山市、「国民OK」のカジノ誘致に前向き

釜山市が、カジノリゾート大手の米サンズが釜山北港に計画する複合リゾート施設開発事業を積極的に支援する方針を明らかにした。

現行法では韓国人が入場できるオープンカジノの建設が許可されていないため、法改正も含めて政財界に協力を要請していく考え。13日付毎日経済新聞が伝えた。

韓国の現行法は、2025年まで江原道の江原ランド以外にオープンカジノの建設を認めておらず、サンズ側はカジノ、ホテル、コンサートホール、コンベンションセンターなどからなる複合リゾートの開発に当たり法改正や地元の協力を求めている。

これに対し、徐秉洙市長は13日の釜山観光コンベンションフォーラムで、参加した企業や観光関係者に経済効果に関する説明を行い、オープンカジノ設立に向けた新法立法への支援を要請した。

釜山市は、複合リゾートの誘致は地域観光やMICE(ミーティング、インセンティブ、コンベンション、エキシビション)効果が大きいとして誘致に積極的だ。市の試算では、複合リゾートによる生産誘発効果は7兆6,000億ウォン(約8,220億円)、所得誘発効果は1兆1,000億ウォン、付加価値誘発効果は3兆5,000億ウォン。

これはソウル市の対応とは対照的だ。サンズ側は釜山市への打診の4カ月前に、ソウル市に対し、126万平方メートルの蚕室運動場エリアに複合リゾートを開発する計画を提示した。しかしソウル市は、法令上の問題や国民感情を理由に否定的な見方を示した。




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