極東ロシアの新カジノ、全方位集客の意向=国内+日中韓、アジア域内のギャンブラー誘致競争激化へ
マカオのカジノインベスター、ローレンス・ホー氏が代表を務める香港上場の投資会社サミットアセントホールディング社が極東ロシアのウラジオストックで開発を進めるカジノIR(統合型リゾート)施設、ティグレ・デ・クリスタル・カジノ・リゾートについて、地元ロシアだけでなく、広く日本、韓国、中国のギャンブラー市場をターゲットにしているとのコメントを第一期オープン前に出しました。
サミットアセントホールディングス社ファイナンス・ディレクターのエリック・ランドヒアー氏が、単一市場のギャンブラーに依存しない意向を示しているという。また、ロシアのギャンブラー向けの会員登録受付を実施したところ、ロシア市場の需要が非常に高かったこともわかったとした。
Tigre de Cristal Casino Resort(クリスタル・タイガー・カジノ・リゾート)の開業予定日は(2015年)8月28日。
カジノエリア第一期では、5つのVIP専用テーブルの他、42のゲーミングテーブルや759台のスロットがお目見えするとのことで121室の高級ホテルやその他施設もオープン予定とのこと。
二期工事では、100を超えるVIP専用テーブルに、70のゲーミングテーブル、さらに500台のスロットが追加される予定で、ホテル500室やショッピングモール、レストラン街、スパやナイトクラブも併設される予定だ。
アジア地域のカジノ国・地域はマカオ、シンガポール、フィリピン、ベトナム、カンボジアと東南アジアに集中しており、特に中国人VIPギャンブラーをめぐる激しい顧客獲得競争が繰り広げられている。北アジアでは韓国が唯一となるが、ウラジオストックは中国東北部に近い位置にあることから、今後、競合するとみられる。